KASAは『FUN DINING KASA (ファンダイニング カサ) 』として、 新しく歩みを進める事となりました。そして、傷ついた野菜などを救済する新メニュー『FUN! サステナブルディッシュ』の通年のご提供を新たに開始いたします。
■「FUN DINING KASA」
「FUN DINING(楽しさあふれるダイニング)」は、”FUN”を大切に訪れるゲストに大人の遊び心を感じていただける新しいダイニングスタイルです。FUN DINING KASAでは多彩な食の楽しみを提供いたします。なかでも、傷ついた野菜や果物を救済する「FUN! サステナブルディッシュ」は、実際に来店してみないと分からない楽しみと期待感やわくわく感が詰まったメニューです。メニューは食材の入荷状況により不定期に変更いたします。食材の選定においては、安心と安全に作られたものを厳選し、その取り組みを継続してまいります。常に新しい料理に挑戦し、ご来店いただく度に変化する、新しい”FUN”をお楽しみください。
■「FUN! サステナブルディッシュ」
傷などで、店頭で売られない食材も積極的に農家から仕入れ、美味しく見た目にも美しい1皿に仕上げます。調理が難しい食材や、傷がついていたり、形が不ぞろいな食材も、シェフの技法と創意工夫で魅力的な料理へと変え、プロならではの味わいを提供します。世界中を旅してきたエグゼクティブシェフ福田の、様々な技法を冒険的に取り入れ、食材の魅力を引き出すアプローチをお楽しみください。
◆メニュー例ご紹介◆
強い勢力で日本列島に上陸した台風7号により被害を受けた
野菜や梨を入荷した際のメニューをご紹介いたします。
鳥取特産の梨を救済するため考案。傷がついてしまった梨を、見た目にも美しい前菜へ昇華しました。新鮮な梨と青りんごをたっぷりと使ったソースが、肉厚なホタテの旨味を引き立てます。白ワインでコンポートした梨を添え、梨ずくしに。トップには焼いた梨のチップスと濃厚ないくらをのせ、サステナブルながらも贅沢な前菜です。
島根県の野菜を救済するために考案。甘い人参のピューレにシンプルにグリルした季節野菜を添えました。自家製のイカ墨のクランブルで香ばしさをプラス。ジューシーで柔らかい山形豚のグリルと共に、素材の旨味を感じられる一品です。見た目は不ぞろいであっても、それぞれの野菜が新鮮で美味しく、バランス良く彩り豊かで、自然の恵みを楽しむことができる一皿です。
鳥取特産の梨の収穫は8月ですが、台風でその収穫直前に落ちてしまった梨を救済。コンポートした梨の自然な甘みと風味が凝縮され、口に入れるとふわりと広がります。さっぱりとしたヨーグルトの風味と、レモングラスのジュレを纏った華やかな風味のデザートです。
明るく開放的な店内にはオープンキッチンや個室、テラス席もあり、ビジネス会合から友人や家族との食事まで、さまざまなシーンでご利用頂けます。FUN DINING KASAで、サステナブルで”FUNな食の冒険はいかがでしょうか。
■ SDGsの取り組み – サステナブルメニュー提供の背景と農家支援
自然災害や、様々な理由により過剰在庫となってしまった食材を、農家から直接売り込みをうける機会が多かったものの、ホテルという特質上提供が難しく受け入れをためらっていました。しかしプルマンのシェフ達の間で、できるだけ農家や食材を助け、環境や資源を守りたいという意識が高まり、この度、通年でサステナブルなメニューの提供を開始することとなりました。見た目にも楽しいメニューを積極的に取り入れることで、訪れるゲストのSDGsへの関心を促します。そのほかプルマン東京田町では、植物の持続可能性を問う再生植物の展示や、時計の廃材をアートに昇華したサステナブルアート展の開催、竹製のルームキーや歯ブラシ、その他客室のアメニティを含む館内の脱プラスチック、フードロス削減などの環境問題に取り組んでいます。また、2022年に販売開始した廃棄予定のワインをアップサイクルしたホテルオリジナルのモクテル「0%サングリア」は注目を浴び、現在も多くのお客様にお楽しみいただいております。
■地球を思いやる、食材の選定
「FUN DINING KASA」は、持続可能な開発目標(SDGs)に基づいた取り組みを中心に据え、動物福祉を考慮した食材を積極的に使用します。10月からは、ケージフリーエッグの継続的な使用に続き、ホルモン剤等を生涯不使用で完全放牧の牛を使用することを始めています。